2014年08月28日
クラシック、ロマン派をおもに。ワンコインコンサート開催!
満員の音喫茶 一乗 お気軽コンサート
∮優しいクラシック ピアノの調べにのって∮

8月23日のピアノコンサートは、たくさんの方にお越しいただき、
ありがとうございました。
せっかくなので、その日の様子をお伝えしますね。
午後2時。すでに席は満席です。
毎月第三火曜日のうたごえの日、“ここうた会”では、優しく柔らかなまなざしと、余裕
のスマイルで、みんなが気持ちよく歌えるようリードをしてくださっている上野さんですが、この日は、いつもの明るい笑顔ながらも、いくらか緊張の面持ち。

とてもお似合いの、シックな黒のロングスカートで登場。
素敵!
神妙で張り詰めた感じの即興曲、シューベルトのアンプロンプチュ№2からはじまり、ショパン、リスト、べートーベン、ドビッシーのアラベスク№1の最後の曲まで、全11曲を披露してくださいました。


途中、素晴らしい演奏に、自分の気分が盛り上がり、つい「イェ~!」と声を出したくなるのをグッと抑えます。
そうです、今日はお行儀よく聴きましょう。クラシックコンサートですから。
余計なことをして、雰囲気を壊さないように、ひたすら拍手のみにその気持ちをこめる私…
分かりやすい解説も交えながら、一曲ごと席を立ち、頭を下げ、あいさつをする、真面目で丁寧なお人柄の上野紀子さん。


演奏の合間には、
99歳の人生の最期まで、ピアノを自分に指導してくださった、大好きな先生のお話も。

怒られっぱなしだった若き日の思い出。
レッスン中は泣くことも許されず、駅まで歩く帰り道、こらえきれず、顔をぐしゃぐしゃにして、泣いたそうです。
忘れられない厳しい大先生の「きれいな音で弾きなさい!」という声が、ピアノにむかう上野さんの心には、「いつも聞こえます」と、話して下さいました。

上野さんのあいさつの後も、大きな拍手が続き、アンコール曲は、みんなもよく知っている『トルコ行進曲』を軽やかに。
こちらも思わず、「♪シャバダバダッ、シャバダバダ~♪」と口ずさみたくなる軽快さ。


クラシックは、日頃は、たまにしか聴かないジャンルではありますが、聴きなじみのある名曲や、好きな曲を生演奏で聴けると、断然親しみがわき、良いですね。
演奏者のそばで音楽を聴く、観る、というのは、その音楽に対する、こめられた想い、
プレイをする一つひとつの真剣さ、息遣い、見事な指や体の動きまで、すべてがそこから発せられているので、強いエネルギーを感じます。
そこが、その場に居る人だけが得られる、生きる源となる感動です。
だから、私はライブがこんなに好きなのだと、ますます気づかされ、明日の活力をもらい、また頑張ろうと思いました。

心のこもった演奏をしていただいた上野紀子さん、ありがとう。
しっかり、じっくり、真剣に、耳を傾けて聴いてくださったお客様方、ありがとうございました。
次回、12月頃にまたできるといいなと思っています。
また、お会いしましょう!

∮優しいクラシック ピアノの調べにのって∮

8月23日のピアノコンサートは、たくさんの方にお越しいただき、
ありがとうございました。
せっかくなので、その日の様子をお伝えしますね。
午後2時。すでに席は満席です。
毎月第三火曜日のうたごえの日、“ここうた会”では、優しく柔らかなまなざしと、余裕
のスマイルで、みんなが気持ちよく歌えるようリードをしてくださっている上野さんですが、この日は、いつもの明るい笑顔ながらも、いくらか緊張の面持ち。

とてもお似合いの、シックな黒のロングスカートで登場。
素敵!
神妙で張り詰めた感じの即興曲、シューベルトのアンプロンプチュ№2からはじまり、ショパン、リスト、べートーベン、ドビッシーのアラベスク№1の最後の曲まで、全11曲を披露してくださいました。


途中、素晴らしい演奏に、自分の気分が盛り上がり、つい「イェ~!」と声を出したくなるのをグッと抑えます。
そうです、今日はお行儀よく聴きましょう。クラシックコンサートですから。
余計なことをして、雰囲気を壊さないように、ひたすら拍手のみにその気持ちをこめる私…
分かりやすい解説も交えながら、一曲ごと席を立ち、頭を下げ、あいさつをする、真面目で丁寧なお人柄の上野紀子さん。


演奏の合間には、
99歳の人生の最期まで、ピアノを自分に指導してくださった、大好きな先生のお話も。

怒られっぱなしだった若き日の思い出。
レッスン中は泣くことも許されず、駅まで歩く帰り道、こらえきれず、顔をぐしゃぐしゃにして、泣いたそうです。
忘れられない厳しい大先生の「きれいな音で弾きなさい!」という声が、ピアノにむかう上野さんの心には、「いつも聞こえます」と、話して下さいました。

上野さんのあいさつの後も、大きな拍手が続き、アンコール曲は、みんなもよく知っている『トルコ行進曲』を軽やかに。
こちらも思わず、「♪シャバダバダッ、シャバダバダ~♪」と口ずさみたくなる軽快さ。


クラシックは、日頃は、たまにしか聴かないジャンルではありますが、聴きなじみのある名曲や、好きな曲を生演奏で聴けると、断然親しみがわき、良いですね。
演奏者のそばで音楽を聴く、観る、というのは、その音楽に対する、こめられた想い、
プレイをする一つひとつの真剣さ、息遣い、見事な指や体の動きまで、すべてがそこから発せられているので、強いエネルギーを感じます。
そこが、その場に居る人だけが得られる、生きる源となる感動です。
だから、私はライブがこんなに好きなのだと、ますます気づかされ、明日の活力をもらい、また頑張ろうと思いました。


心のこもった演奏をしていただいた上野紀子さん、ありがとう。
しっかり、じっくり、真剣に、耳を傾けて聴いてくださったお客様方、ありがとうございました。
次回、12月頃にまたできるといいなと思っています。
また、お会いしましょう!
