音喫茶 一乗 のblog

こんばんは。
先月、お客様にお借りした２枚のＣＤアルバム。







どちらも、とても興味深く、好きなサウンドと、
その世界。

新と旧の、知らないアーティストのアルバムが、
同時に縁あり私の手元に。

面白いな～と感じたので、ちょっとご紹介を。


先日フライング・ロータスの
最新作についてをご紹介。



２枚目は、１981年作品のセリア・ヴァスの『Mutacao』
(『ムタサオン』ポルトガル語表記ちゃんと出来ず、ごめんなさい)

ブラジル音楽をおもに、
１０弦、１１弦のギターで弾く
ギタリストの富成千之さんから、
貸していただいたものです。

こちらは、３０年以上も前に出たアルバムですが、
「あー、こんないいアルバムに、
出合えてよかった～」

と聴き重ねていくたびに感じました。





ナチュラル感と、美しさ。

いいに決まってます。

こちらの注目すべきは、
パット・メセニーがゲスト参加していること。

やはり、最初に「この曲いいな」
と感じたのが、タイトル曲の『ムタサオン』

押し寄せてくるパットのギターフレーズが、
なんともいえません。

パットのギターとセリアのうたごえが、

もーう、最高に心地よいのです。


でも、このアルバムは、
何といっても、セリア・ヴァス(ｖo,g)の楽曲、
アレンジ、ヴォーカルが、すっごくハイセンス！！

サックス、トロンボーン、弦楽四重奏。

他にもたくさんの楽器を使っているのですが、
全体をうまくセリアのオーガニックな歌声が包み、
洗練されたブラジリアン・フュージョンと、
なっています。

“アヴェ・マリア”を
男女混声コーラスでの、アレンジ。
荘厳な気持ちで、
美しいハーモニーに聴き入っていると、

弾むような
ポップ感あるボサノバ・ロックの曲にいきます。

曲と曲の間の繋ぎ方が、実によく、心地よい。

そして、彼女のお子さんである女の子の
あどけないうた声が、
いいリズム感で加わり、素晴らしい！

可愛くて、ハッピーな気持ちのタッタラ感♪♪♪
が、耳に残り、楽しいです。

現在はどんな活躍されているのかなあと、
気になります。

内容の詰まった豊かな音楽。



心落ち着く、ハピネス感です。


店では、人との素晴らしい出会いがあるように、
そこから、音楽との出合いも生まれ、

ひとり悦にいったり、
うーんやられたぁと、唸らせられたり……


ずっと、もっと好きなジャズや、
知らない素敵な音楽に、めぐりあう旅をしたいと、
夢みていました。

日々の生活、やらなきゃならないたくさんのこと。

追われっぱなしの毎日でも、

自分の心のささくれを、
撫でて修復できる時間、

作りたいですね。

一曲の音楽が、きっと叶えてくれるはず♪


セリアのアルバムを貸してくれた富成さん。

ちょうど今月、語りのコンサート(一乗にて)に、
１１月２９日(土)出演されます。





どうぞ、こちらも心癒される、
素敵なひとときとなるライブです。

ご興味ある方は、ぜひいらしてください。


みなさんも、この秋とっておきの
マイ・フェイヴァリット・シングス♪

に出合えますように。